2003.09.23 Tue

パペッ


最近の技術ってのは凄いよね
科学の力っていうの?もうなんでもできちゃうよね
昔だったら映画の中だけの夢物語も
今じゃ現実にできちゃうもんね

今じゃあたり前にみんな持ってる携帯電話
みんなあんなのができるなんて想像できた?
子供の頃憧れた変身ヒーローが腕時計に向って通信するの
普通に売ってるもんね、テレビ電話もできちゃうんだよ

ロボットだってさ、現実に動いてるもんね
人型じゃないけど医療現場とか防犯の為のガードロボとかいるし
人型だって踊ったりとか、正座だってできるもんね<コレッテスゴイコトヨ!?

それとかあとそうDNA、知ってるDNA?
DNAがあればさ昔映画でやってたみたいに
むか~しに絶滅しちゃった恐竜とか復活できたりとか
今も食物の品種改良とか色々やってるけど、もうさぶっちゃけ
クローンとかできちゃうんだよ、自分がもう一人!?びっくりだよね

ドダダダダーッ ガッ ズザーーーーーーッ!! 「あぃたっ」
パタパタ バタン バタバタバタタタタタ バン!! ガチャッ!!
「博士!博士ー!!!ついに、ついにできましたぞー!」
「なんだね助手君、いつになく騒々しい」
「博士、ついにできたんですよクローンが、博士のクローンが!!」
「な、なんだってぇ!!ついにやったのかね助手君!」
「はい!これで今まで我々を馬鹿にしてきたやつらを見返してやれます」
「苦労をかけたな助手君、しかしそれも今日までださぁさっそく見せてくれ」
「はい、こちらです!!

「すばらすぃ、ディ・モールト!ディ・モールトだよ助手君!」
「は、ありがとうございます博士、ありがたき幸せです」
「よくぞ、よくぞやってくれた私は君を誇りに思うよ」
「そんな博士、私なぞにそんなお言葉もったいないです」
「いや君は実によくやってくれた、どんな苦労にも負けずに」
「はい、今まで色々ありました、強い風と雨の中ガラスの向こうを見つめ
もう少し右か、いやもっと奥、そうその辺り・・・あ、くそっ惜しい!」
「そして次々と消えていく100円玉達、周りには数人のギャラリー
我々が失敗した後に同じ獲物を狙うハイエナ共が!」

「しかしついに我々はやりとげたのです、博士!」
「うむ、助手君!君のアーム使いに乾杯!!