NO.004

問い


僕は今こうして此処に立っている
何故此処にいるのか、どうしてこの時代なのか
僕が僕である理由、僕が僕でなければならない理由
自分自身の存在意義、自分自身の存在理由

此処にいていいのだろうか?
此処にいなければならないのだろうか?
いつまで此処にいるのだろう?
いつまで此処にいられるのだろう?
何故僕は存在しているのか?
本当に僕は存在しているのだろうか?

僕の心の弱さ、不安、TVのノイズの中にいるような現実と虚構の中
信じられるモノが何もないまま流されている自分を見つめ
何度も何度も自分に問い、ずっと悩み続けてきた
今も答えは出ていない、答えなんてないのかもしれないけれど

そうした生活の中ある時ふと思った事
答えがないというのなら自分の手で作ってしまえばいい
今あるものが全てというわけではないのだから

それは簡単に作ってしまえるモノではないかもしれないけれど
時間ならある、僕が死ぬまでの間に一つでも多くその答えを作ろう
ギリギリまであがき続け、この手にするまで諦めないでいよう

今は僕の掌の中には何一つ存在していない
ならばこれから大切なモノを探し、失わないよう守っていこう
僕のこの手に大切なモノを守る為という存在する意味を持たせよう

僕が此処にいる理由
大切なモノに出会う為今僕は此処にいるのだと
そう言えるように大切なモノを探し続けよう

大切なモノを守り続ける為僕は僕でいるのだと
僕はそう言えるように強くならなくては

まだ答えの出ない問いはいくつもあるけれど
そう嫌な気分じゃなくなった、不安も薄れていった

僕はこれからも問い続けよう、これからも悩み続けよう
答えを探し続けよう、答えを作り続けよう
これを忘れた時僕は自分を見失ってしまうだろうから

自分を見つめ、自分の存在を確認する
その為に今日も自分に問う


君は此処にいる?