NO.005

僕は・・・


ちょっと気になる事がある
きっと多くの人が持つ疑問
僕は周りの人達にどう見えているのだろう?

僕がたまに人に言われるのは
「なぐさんは優し過ぎるよ」
「もっと自分の為に行動しなよ」
そんな言葉だ、女性にも男性にも言われてしまう

別に僕は誰かの為に、そう思って行動しているわけではない
自分の好きなように、自分の好きな事をしているつもりでいる
きっとそれは勘違いだよ、僕はそう思う

僕の好きな事
僕は人の笑顔を見るのが好きだ
大切な人達には笑顔でいて欲しい
その笑顔を僕の手で作り出せたならこんなに幸せな事は無い

大切な人の笑顔、これ以上のモノなんてないでしょう?
大好きな人の笑顔なんて思わずギュッて抱き締めてしまいたくなるくらいだ
誰だってそう思う筈、いつまでも眺めていたいって

僕の嫌いな事
僕は人の悲しい顔、辛そうな顔を見るのが嫌いだ
そうなってしまう原因は多少の物を犠牲にしても取り除いてしまいたい
僕の手で何か出来るのなら自分の痛みなんて忘れられる
排除してしまわなくては僕の気分が悪いのだ

僕はきっと笑うのが下手だ、表情があまり表に出ない
だからクールだ何だと言われてしまうが、何の事は無い
それはただ感情表現が下手なだけ、だからというわけではないのだろうが
僕は自分が笑顔でいたいのではなく
周りの人が笑顔でいるところを眺めていたいのだ
出来ればいつまでもそれを側で見つめていたいのだ

僕は自分がそうしていたいが為に行動する
誰の為でもない、自分自身の為に

人の笑顔を見るのが好きと言っても
たしかに世界中の人がそうであるならこれ以上の事はないが
なかなかそうもいかない、僕にも嫌いな人はいる
そんな人の笑顔なんて見たいとは思わない

僕は僕の大切な人を傷つけるような人はどんな手を使ってでも排除する
僕は多分冷酷だ、冷静に状況を判断し逃げ道を無くし徹底的に完膚なきまでに叩き潰そうとする
僕は誰にでも優しいわけではない、嫌いな人に対しては容赦なく消去しようとする

きっと僕は極端なのだ、僕を優しいと言う人は僕の片面しか見ていないだけ
どちらが本当の僕というわけではなく、どちらも本当の僕なのだろうけど

もう一度言おう
「勘違いしないで欲しい、僕は誰にでも優しいわけではない」

結局僕が何を言いたいのかというと
僕が優しく見えるという人は
「あなたが僕にとって大切な人だからなのですよ」
という事

想い、伝わっていますか?